ガンガーの祈り「シュダールタ王子(後の仏陀)と母マーヤー王妃」
「日本民族の精神」そのルーツは何処から来たのだろうか?「アジャンター石窟」は日本の古代仏教絵画の源流と言われている。壁一面にジャータカ物語(仏陀の生涯)が描かれていた。王子の濡れ髪はエロチックさえ感じる。他の壁一面にも、なまめかしく見つめ合う王と妃の眼差し、豊満な乳房をあらわにする女性の化粧姿、世俗的な官能美を追求する絵師達の息遣いが伝わってくるようだ。私見ですが聖徳太子が求めていたアイデンティティ「民族の精神」のルーツはここにあった。「アジャンター石窟」に来て壁画を見て、本当に良かったと思います。洞窟の中は薄暗く、おおきなカメラを持った日本人に「先生」「先生」と呼び、洞窟の入り口の親切なおじさんが大きな銀レフを抱えて「写せ」と言って、光を当ててくれた。

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